産まれて来る子供が男の子だとわかってから、男の子育児に関する本を一冊読みたいと思っていました。

そんな時、男の子を育てている先輩ママの友達に勧められて読んだ本が、黒川伊保子さんの「息子のトリセツ」です。

黒川伊保子さんは、「妻のトリセツ」と言う本が有名になった方ですね。脳科学者の観点から息子の育て方について書かれた本です。

この本を実際に手に取ってみるまでは、「トリセツ」というぐらいなので、よくあるハウツー本みたいな感じなのかな〜と思っていたのですが、読んでみると全然違いました。

実際に一人息子をお持ちの黒川さんの育児体験がふんだんに盛り込まれたエッセイ本のような感じです。文章もとてもユーモアがあり、何より息子さんへの溢れんばかりの愛情が伝わってくる、心温かい本でした。それでいて、脳科学者の著者ならではの科学的な裏付けがあり、ちゃんと勉強になります。

黒川さんのユーモア溢れる文章に笑ったり、息子さんとのエピソードにじーんときたりしながらあっと言う間に読み終えてしまいました。

妊娠してから育児情報の収集に躍起になり、頭でっかちだった私ですが、この本を読み終わる頃には、少し肩の力を抜いて育児に取り組もうというリラックスした気持ちになりました。

きっと遠くない将来、育児のストレスや不安でまた頭でっかちな育児をしてしまいそうだなぁ。そんな時はこの本を読んで大切なことを思い出そうと思います。

moco