【読書記録】世界標準の子育て

「勉強ができて、人に好かれて、心の強い子が育つ」

これ、本書の帯に書いてあるキャッチフレーズなのですが、「まさにそんな子になってほしい!」という、まだ見ぬ我が子への思いを胸に手に取ってみた本です。

「世界標準の子育て」と聞くと、英語ペラペラで、ハーバード大学とか、オックスフォード大学にでも通うような学歴優秀な子供の育て方の本か?!と一瞬躊躇するのですが、この本は決して、そういう子供を育てたい親御さんだけに向けた本ではありません。

これからの、よりグローバルな世界を生き抜くために、我が子に備わってほしい、土台となる力を育むための本だと感じました。

「自信」、「考える力」、「コミュニケーション力」

著者の船津氏いわく、世界標準の子育てには「自信」、「考える力」、「コミュニケーション力」という3つの条件が必要とのこと。

その3つの条件を理解し、実践するための内容が、海外と日本の子育ての比較、日本人の子育ての間違い、年齢別の3つの条件の育み方、等の観点からまとめられています。

特に、 第4章から第6章までは 「自信」、「考える力」、「コミュニケーション力」 を育むための具体的な方法が年齢別に紹介されていて、著者の考えを実践してみたいと考える人にとってはとても参考になると思います。

まだ妊娠中の私がこの本を読んでみて感じたこと

ネットのブックレビューを読むと、著者の育児論については、賛否両論があるようですね。日本の育児環境にそぐわないと考える意見もちらほら見ました。

私自身は、この本に書かれていることは比較的納得できました。実は私は1年間アメリカの大学に通ったことがあり、海外との仕事の経験も多少あるのですが、グローバルな人材と、純日本的な価値観で育てられてきた自分とを比べて感じていたことが、この本には少なからず触れられていました。

なので、可能な範囲で著者の紹介している育児を実践していきたいと考えています。

ただ、この本で念頭においているのは、0~18歳の子供たちの育て方。

まだ妊婦の私には、未就学児まではかろうじてイメージできるのですが、その先は遠すぎてなかなかピンと来ないところもありました。

7~12歳、13~18歳とステージが上がるほどに、育てる親の側のハードルも高くなってるように見えるし・・・「私にできるのかな^^;」と感じる部分はありました。

子供と一緒に、親も成長していかなくてはいけないということなんでしょうね。全部は実践できなくても、育児に取り入れていきたいです。

妊娠中の今は理想を大きく描けるけど、実際の育児となると目の前のことに追われる日々になるのだろうなぁ。

それでも、時折この本を読み返して、自分の子育てを振り返りつつ、頑張っていきたいな~と思いました。

moco